子宮頸がんになっちゃった!

43歳で子宮頸がんになった兼業主婦の闘病記や日常を漫画で紹介しています

episode 7 ガン患者の心のプロセス

子宮頸がん7 漫画
子宮頸がん7 漫画

ガンを知った時の感情の変化を
描いてみました。
人間の感情はおおまかに「喜怒哀楽」の
4つといいますが「楽」以外の部分が
グルングルン回ってこういうのを
躁鬱(そううつ)状態というのでしょうか?
まあ、主に泣いていましたが・・・
色々と調べたらガンを受け入れるまでの
患者がたどる心のプロセスなんてものも
あるんですね。

第一段階
衝撃と否定~絶望の時期~
がん患者は告知や診断を受けた際にショック
のあまり「何かの間違いでは?」と否定をし
この時はまだ現実ではないような無感覚に
陥る、これは自己防衛本能が働いている
為だと考えられているそうです。

第2段階
抑うつ、不安定段階~心身の異変に気づく時期~
告知や診断を受けた最初のおおよそ1ヶ月が
過ぎると、今度は物事に集中できない、
眠れない、食欲をなくすなどの心身の
変調に気づき始めます。
「なぜ自分だけがこんな目に?」という
怒りや孤独、悲しみにおそわれ不安になったり
落ち込んだりを繰り返します。
この動揺する時期にも、人によってはむしろ
自分の時間の有限性を認識し、最善の治療を摸索したり
積極的な活動にすぐに移る人もいます。

第3段階
再適応~立ち直りの時期~
それからさらに2週間が過ぎた頃、気持ちが
少しづつ落ち着き、普段の自分を取り戻して
いきます。ガンを受け入れ、ガンに立ち向かって
いこうという気持ちに切り替わる頃です。
この段階に達すると、ガンの情報を集めたり
同じ体験をした人に話しをきいてみようと
動き始めることができるようになります。
ここまでたどりつけば、ほとんどの人が
ガンと共に生きていこうと考えるようになり
前向きに考え、時間を有意義に使っていこうと
積極的な活動をはじめます。

ざっくりと分けてこの3段階なんだそうです。
こうやってみると、自分にもぴったり当てはまります。
episode2で書いた「何かの間違いでは?」は
第一段階だったし
このepisode7で描いた
「なんで私がガンにならないといけないんだ!」
は第2段階だったわけですね。

このプロセスでいくとだいたい約2週間ぐらいで
ガンと適応していく事になりますが
それはちょっと早すぎる気がしますけど・・・
自分はどのぐらいだったかな?
第3段階にいくまでに
1ヶ月ぐらいはかかったと思います。
もちろんその間も単に嘆き悲しんでいるだけではなく
病院を予約したり、情報を調べたりとできるかぎりの
行動はしていましたが。
第一段階と第二段階をウロウロしていたのは
なかなかはっきりとした診断がつかなかった
せいもあるかもしれません。
「ガンじゃない」という希望が捨てられないせいで
ずっと第一段階でもがいていたのかもしれません。

ガンを告知されてから何事も心から楽しめた事は
ない気がします。
そう考えると久しぶりに何か楽しい事がしたいですね。
そして喜怒哀楽の「楽」の感情にも
会いたいです。
南の島で思い切り遊ぶなんていいですね!!